FAQ
 

■対象バージョン : 6.0.x、7.0.x

■対象OS    : Windows95/98/ME ,WindowsNT/2000

QUESTION>(SQ0110023)

データベースファイルとは

ANSWER

Adaptive Server Anywhere データベースにあるすべての情報は、単一のデータベース・ファイルに格納されていて、1 台のマシンから別のマシンにコピーできます。複数のファイルでデータベースを構成することもできますが、非常に大きいデータベースでなければ通常は必要ありません。

内部的に、データベース・ファイルは複数のページ、すなわち一定サイズのディスク領域から構成されています。 データ・アクセス・レイヤは、1 度に 1 ページのデータの読み込みと書き込みをします。多くのページは、データベース・テーブルにあるデータを保持していますが、インデックス情報やデータベース内のデータの分散についての情報などを保持しているページもあります。

データベースがシャットダウンされるとき、データベース・ファイルには、データベースにある全データの完全かつ現行のコピーが保有されます。ただし、データベースが稼働している場合は、通常、データベース・ファイルは現行のものではありません。

データベース・ファイルに全データの完全かつ現行のコピーを確実に保有できるのは、「チェックポイント」が発生するときだけです。チェックポイント時には、データベース・キャッシュの全内容がディスクに書き出されます。

データベース・サーバは、次の条件下で、データベースに対するチェックポイントを実行します。

  • データベースのシャットダウン操作の一部である場合
  • 最後にチェックポイントが行われてからの時間が、データベース・オプションの CHECKPOINT_TIME を超えている場合
  • リカバリ予想時間が、データベース・オプションの RECOVERY_TIME を超えている場合
  • データベース・サーバのアイドル状態が、ダーティ・ページをすべて書き込めるほどに長く続いている場合
  • 接続するときに CHECKPOINT 文を発行している場合
  • データベース・サーバがトランザクション・ログなしで稼働していて、トランザクションがコミットされている場合

チェックポイントとチェックポイントの間には、データベース・ファイルと別のファイル(トランザクション・ログ) の両方が必要です。これらのファイルを使用して、コミットされたすべてのトランザクションの完全なコピーを保有できます。


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