FAQ
 

■対象バージョン : 7.0.x以降

■対象OS    : Windows NT/2000/XP/2003

QUESTION(SQ0502057)

データベース・サーバをサービスで自動起動しているが、まれに起動が失敗する。

ANSWER

Windows NT/2000/XP/2003では、基本的にOSがサービスを起動する順番を決定しています。
また、サービスは、先に起動されたサービスの完了を待たず、次々と起動されていきます。

その為、データベース・サーバをサービスの自動起動に設定すると、Windowsのネットワークの初期化が完了していない状態で、データベース・サーバが起動される場合があります。

この時、データベース・サーバはネットワークの初期化に失敗しますので、エラーで終了したり、ハングアップするなどの問題が発生致します。

この問題は、"サービスの依存性"を設定することにより解決できます。
データベース・サーバをWindowsのNetworkサービスに依存させることで、Windowsのネットワークの初期化が完了した後にデータベース・サーバが起動されるようになります。


※依存性の設定方法※

下記ではAnywhere 9.0.1を例に、Sybase Centralからサービスの依存性設定を行っています。

(1)サービスを右クリックし、[プロパティ]を開きます。
(この例ではdbsrv1がサービスです)



(2)[依存性] タブをクリックします。
 [サービス・グループの追加] をクリックして、グループのリストを表示します。



(2)[サービス・グループの依存の追加]で表示された一覧から[Network]をクリックします。



(3)[Network]が追加されたことを確認して、[OK]をクリックします。


以上の設定で、dbsrv1というデータベース・サーバの自動起動サービスは、Windowsネットワークの初期化完了後に起動されるようになります。


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