| ST0610056 データベースが動作していないデータベース・サーバの操作 Tips!  データベースが動作していないデータベース・サーバは、一見接続が行なえず操作できないように思われますが、以下のような方法で接続を行ない、操作することが可能です。
 実行中のデータベースが無い状態でデータベース・サーバへ接続するには、ユーティリティ・データベース(utility_db) 
という特別なデータベースを使用します。このデータベースは、システム管理用に存在する物理的な実体を持たないダミーのデータベースです。
 
 なお、ユーティリティ・データベースは、デフォルトではパスワードが有効になっていない為、そのままでは接続できません。
 予め、データベース・サーバの実行ファイル(dbsrv?.exe)と同じディレクトリに格納されている、util_db.ini 
という名前のファイルに、パスワードを設定して頂く必要がございます。
 
 下記の例では、util_db.ini 
ファイルの内容を次のように編集し、パスワードを "sql" 
と設定したと仮定しております。
 [UTILITY_DB]
 PWD=sql
 
 (例)
 ・データベースが動作していないデータベース・サーバ上で新たなデータベースを起動する
 dbisql -q -c 
"eng={サーバ名};dbn=utility_db;uid=dba;pwd=sql" "start database '{データベース・ファイル名}' on 
{サーバ名}"
 
 ・データベースが動作していないデータベース・サーバを停止する
 dbstop -y -c 
"eng={サーバ名};dbn=utility_db;uid=dba;pwd=sql"
 
 ユーティリティ・データベースの詳細につきましては、以下のオンライン・マニュアルをご参照下さい。
 ASA 
データベース管理ガイド
 データベース・ファイルの処理
 ユーティリティ・データベースの使用
 ユーティリティ・データベースへの接続
 
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